鞠(まり)の柄について
鞠は芯に糸を巻いて作られる玩具で、現代でも羽子板や福笑いと一緒に「新年の象徴」としても描かれます。平安時代には貴族の遊びであったとされ、その模様には鮮やかな幾何学模様で描かれるものが多く作られています。お子様が手鞠をつくその光景には、気品がありながらもほのぼのとした光景が浮かんでくるようです。
鞠はその丸い形から"何事も丸く収まるように"と、弾んで動く様子からは"健やかに育ちますように"という願いが込められています。また、鞠を作る際に長い糸を使うことやその形状から"良縁に恵まれますように"や"円満な家庭を築けますように"という願いも含まれています。
産着は「初着」とも言われ、生まれたばかりの赤ちゃんが、初めてきれいな服を着ることができる行事です。いろんな願いをこめてお子様を包み込んでみてはいかがでしょうか?