御所車の柄について
御所車(ごしょぐるま)とは、京都御所付近で使われていた牛に引かせて進む乗り物です。当時の高位の人たちは下々の者に顔を出さないことがマナーとされており、特に女性は結婚相手以外には顔を出すことがありませんでした。そこで、外から見えない様、御所車に載って移動したと言われています。なお、御所車を季節の花々で飾った「花車(はなぐるま)」という柄もあります。鮮やかに彩られた御所車(花車)は、まさにお祝いの席にふさわしい乗り物です。
御所車(ごしょぐるま)に乗ることが出来るのは高位の身分の人だけでしたので、御所車の柄にはそうした身分の人の元へ"玉の輿に乗れますように"や"良縁に恵まれますように"という願いが込められています。
産着は「初着」とも言われ、生まれたばかりの赤ちゃんが、初めてきれいな服を着ることができる行事です。いろんな願いをこめてお子様を包み込んでみてはいかがでしょうか?