蝶(ちょう)の柄について
蝶は鮮やかな翅(はね)を持つことや、幼生から蛹(さなぎ)、成体へと劇的な変化をする生き物として広く知られています。形や生態を変えて何度も変身を繰り返す様子から"輪廻転生や復活、長寿の象徴"とされ、現代でもその見た目の可愛さから人気のデザインとなっています。なお、夫婦(つがい)が並んで止まっている様子は、戸や蓋の間を止める金具「蝶番(ちょうつがい)」の名前の由来にもなっています。
蝶は、姿形を大きく変えながら成長していきます。また、総じて鮮やかな翅(はね)を持つことから"美しく成長しますように"という願いが込められています。また、夫婦となった蝶は二匹で寄り添うように行動する様から"夫婦円満"や"幸せな家庭を築けますように"という意味も含まれています。
産着は「初着」とも言われ、生まれたばかりの赤ちゃんが、初めてきれいな服を着ることができる行事です。いろんな願いをこめてお子様を包み込んでみてはいかがでしょうか?