扇(おうぎ)の柄について
扇は、持ち手を上にした時に、下(末)に向けて広がる様子から「末広(すえひろ)」という異名を持っています。末が広がるとは、「だんだん大きくなっていく様子」を意味することから縁起物とされ、お祝いの席にふさわしいとされています。描かれる際に、持ち手となる骨組み部分を省略して紙の部分(地紙(じがみ))という柄もあり、同じ意味を持っています。
扇は、その末広がりの形状から"成長や発展・繁栄"を表します。また、「地紙柄」と併せて他の縁起柄と一緒に描かれていることも多く、それらの持つ"お祝いの意味や気持ち"をさらに大きく表現しています。
産着は「初着」とも言われ、生まれたばかりの赤ちゃんが、初めてきれいな服を着ることができる行事です。いろんな願いをこめてお子様を包み込んでみてはいかがでしょうか?