兜(かぶと)の柄について
兜は、「鷹」と二分する男の子の産着で代表的な柄です。兜や甲冑(かっちゅう)は五月人形でも飾られるように、「立身出世」「無病息災」のシンボルとして現代まで伝わっています。
兜は大事な頭部を護るものであり、「邪気や災厄から身を護るように」という願いが込められています。また、豪華な飾り兜は権威の象徴であり、武将の中でも身分の高い人だけが被ることを許されていました。「出世や家長として立派に育ってほしい」という願いも含まれています。
産着は「初着」とも言われ、生まれたばかりの赤ちゃんが、初めてきれいな服を着ることができる行事です。いろんな願いをこめてお子様を包み込んでみてはいかがでしょうか?