『鷹』男の子産着の定番柄!その眼力になぞらえた意味を知ろう。

鷹柄は現在作られている着物の8割近くとも言われています。
なんでそんなに鷹柄が多いのでしょう。どういった意味があるのでしょうか?

金彩加工や刺繍が施されたものがとても美しいです

鷹と言えば「眼」と「爪」が印象的!
はるか上空から、地上の小動物を見つけ獲物を獲得するその視力は1,000m先まで見えるとも言われています。
そんな迫力のある鷹柄は、千里眼になぞらえて「先を見通す眼力」「本質を見抜く眼力」を持つと言われています。

獲物を捕らえる鋭い爪には、運や幸せを掴んで離さないといった意味も込められているそうです。
また鷹は賢い鳥であることから、昔は「鷹狩り」という身分の高い人たちの間で行われていた狩猟にも使われていました。「鷹狩り」は権威の象徴であったことから、男の子の出世や大成を願う気持ちも込められているそうです。

将来、我が子に自分の夢に向かって目標高くチャンスを掴み取る人生を送って欲しいですね!

鷹の顔の向きに意味はないようなので、お好みの顔をお選びください

『お宮まいり日和』では勇ましい鷹柄の産着をたくさんご用意しております。黒だけでなく、青や深緑などの祝い着に描かれた様々な鷹の産着から、お子さまに似合うものを見つけていただければと思います。

『鈴』はなぜ女の子の産着・着物の定番柄なのか?

女の子の産着や着物のモチーフって丸いものが多いですよね!?

その中の一つが鈴です!鞠柄に少し似ていますね!
鞠との違いは、上にリボンのような紐が描いてあるかどうかを見るとわかりやすいと思います。
また「丸」のモチーフには良縁に繋がるという意味合いもあるそうです。

左が鈴、右が鞠です。違いがわかりますか?

鈴と言えば、喜寿や神楽などで巫女さんや演者が手にしているのを見たこともあるのではないでしょうか。
昔から「音」には獣や魔物など、敵を追い払い、同時に味方や神、縁起の良いものを引き寄せる力があると信じられてきました。神社の拝殿で大きな鈴を鳴らすのは、音を鳴らして神様を呼び「この子をよろしくお願いします」と神様にお願いをするためです。産着の柄に鈴がよく使われているのいは神様に呼びかけて祈りや願いを届けることを意味しているそうですよ!

危険なものから子供を守りたいという親ごころはどの時代にも通ずるものがありますね。

『お宮まいり日和』では色とりどりの鈴柄の産着をたくさんご用意しております。赤やピンク、黒などの祝い着に描かれた華やかな鈴の柄を、意味を考えながらお子さまに羽織らせてあげてくださいね。

『鞠‐まり‐』柄は幸せな女の子の象徴。産着に込められた伝統柄の意味

子どもや成人前の女性に多く使われる「鞠」の柄。よく目について可愛らしいですが、どんな意味があるのでしょうか?


鞠は、長い糸を使って作られることから、「縁を結ぶ」という意味で描かれていたようです。

「良縁が来るように」「円満な家庭を気づけるように」と、親は子供に願いを込めて産着を着せていました。また、娘が嫁ぐ際には、お守りとして手毬を持たせたり、「手毬柄」の着物を、お守りとして嫁入り道具にすることもあります。このような習慣は、今でも受け継がれています。

普段あまり意識することは少ないですが、とても伝統的な柄ということですね。


平安時代には蹴鞠は貴族の遊びだったことから、「高貴さ」と「気品」を表すとも言われていたこともありますが、本来「鞠」は子どものおもちゃであることから、「子どもがどこに行っても寂しくないように」、結婚した時にも、円満という意味から「女性の人生を生涯に渡ってお守りください」、「どんな困難が起きても何事も丸く収まりますように」と、おだやかに過ごしてほしいという願いの方が多く見受けられます。

今の時代、結婚だけが全てではないですが、人生の中で「素晴らしいご縁を大切にできる」、そんな子に育ってほしいですね。

『お宮まいり日和』では美しい鞠柄の産着をたくさんご用意しております。赤やピンクなどの祝い着に描かれた華やかな鞠の柄を、意味を考えながらお子さまに羽織らせてあげてくださいね。