扇の柄は末広がりの形をしていることで、繁盛や海運のモチーフとしておめでたい柄の一つとされています。
末広がりとはその名のとおり、「未来への展望が明るい」という意味です。
縁起物とされており、発展、繁栄を願う縁起のよい柄です。
日本では室町時代から祝いの席のご祝儀に扇を送るならわしがあり、今でも礼装として着る着物にはセットで扇を持つことが多いようですよ。
扇の骨組みを省略して文様化されたものが多いですが、扇の要という言葉があるように、扇子を忠実に描いたものはすべての「要」となるような人にという意味合いもあるそうです。
よく見ると扇の中に草花や動物、吉祥文様など様々な柄を配置していることもあるので扇の柄にも注目して選んでみるのも良いかもしれませんね。
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